「社会人として働く上で、英語の勉強はした方がいい?」「キャリアアップに役立つのは本当?」と疑問に思う方もいると思います。
この記事では、社会人は英語の学習が必要か、また英語学習する場合のメリットやデメリットも解説しています。
「英会話を学んでみたいけどハードルが高い…」という方におすすめのオンライン英会話も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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Z世代約9割「英語学習はキャリアアップにタイパ良し」と回答
ビズメイツ株式会社が運営するビジネス特化型オンライン英会話事業「Bizmates」の調査(※1)によると、「Q9.あなたは、日常英会話ではなく、ビジネス英語から学ぶことはタイパ*が良いキャリアアップ方法だと思いますか。」に対し、約9割が「そう思う」と回答したという結果が出ています(左または上図)。
引用:PR TIMES|ビズメイツ株式会社【Z世代の英語学習に関する実態調査】 Z世代社会人の約9割が「ビジネス英語学習はタイパが良いキャリアアップ方法」と回答
日常会話ではなく、ビジネスで使う英会話というところがポイントですね。
また、「転職の際に有利になるため」が約6割、「昇進・昇格の大きな指標となるため」が約半数、「働ける業種・職種の幅が広がるため」が約4割と、自身のキャリアアップに活かすために学んでいる人が多いようです(右または下図)。
なお、上記の調査は社会人になって半年以上ビジネス英語の学習を行い、かつ現在業務で英語を使っているZ世代(22歳〜25歳)の会社員111名に対して行われた調査です。
Z世代の価値観や特徴についてもう少し詳しく知りたい方は、以下の記事で解説しています。
*タイパとは…タイムパフォーマンスの略のこと。費やした時間に対する効果や成果、満足度の意味。
3つのメリット
以下、社会人が英語を学ぶメリットとデメリットを解説していきます。
- 転職や就職に役立つ
- キャリアアップに繋がる
- 自分に自信が持てる
転職や就職に役立つ
人材紹介・人材派遣会社のエンワールド・ジャパン株式会社が行った調査(※2)によると、「転職で英語力が優位に働いたことがあるか」という問いに対し英語レベル「ビジネス」以上では約8割以上が「ある」と回答したという結果が出ています(左または上図)。
引用:en en world|英語レベル「ビジネス」以上では、英語が“仕事” に優位に働いた経験は9割以上。“転職”に優位に働いた経験は8割以上。
また、転職で英語力が有利に働いたと回答した人の中で、具体的にどんな点で優位に働いたかという問いに対しては「選択肢の幅が広がった」が7割、「キャリアの選択肢が広がった」が約6割、「採用の選考(書類審査、面接)を通過しやすかった」が約7割という結果になっています(右または下図)。
実際に、英語力を磨いて転職先で評価が上がったという意見もあります。
転職活動として外資系企業の面談を受けた。
— shun (@shunTOEIC930EK1) December 30, 2024
英語の試験成績はTOEIC895、英検準一級で「とても英語ができる人」との評価🎉
今の仕事では英語を使わないため、自分の立ち位置が分からなかった。本当に嬉しい!勉強してきて本当に良かった。
早く実務で英語を使って「使える英語力」を磨いていきたい。
英語力や英会話力を示すTOEICやTOEFLを受けて一定数の点数を取っておけば、履歴書にも書きやすくなりますね。
キャリアアップに繋がる
転職や就職だけでなく、今いる会社でのキャリアアップに活かせるという人も多いです。エンワールド・ジャパン株式会社の調査(※2)によると、「仕事で英語力が優位に働いたことがあるか」という問いに対し、英語レベル「ビジネス」以上では9割以上が「ある」と回答しています(左または上図)。
引用:en en world|英語レベル「ビジネス」以上では、英語が“仕事” に優位に働いた経験は9割以上。“転職”に優位に働いた経験は8割以上。
仕事で英語力が優位に働いたことがあると回答した人の中で、優位に働いた具体的な内容として「コミュニケーションが円滑になる」が8割、「職務や職責などの範囲が広がる」が6割以上、「上司や同僚の協力が得やすい」が約半数という結果になりました(左または上図)。
普段使える日常会話レベルよりも、社会人としてビジネスシーンで使える英語力が重宝されていることが分かります。
英語を読んだり聞いて理解できる力があると、海外の最新情報も得やすくなり、トレンドを抑えることで会社での評価にも繋がりそうですね。
自分に自信が持てる
AIビジネス英語スピーキングテスト「PROGOS®」を提供するレアジョブグループの調査(※3)によると、グローバルビジネスで通用するレベルの英語を話せる人は全体の7%だったと発表しています。
同調査では、海外の平均では25%を超えていたとして、日本人の英語、特にスピーキング能力の低さが課題になっていると明らかにしています。
B2=英語で責任ある仕事ができるレベル
B1=英語で何とか業務ができるレベル
・CEFR(Common European Framework of Reference for Languages/ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づく表記。言語運用能力別のレベルを示す。
上記の調査結果から、日本人は特にビジネスで通用するようなスピーキング能力が弱いことが分かります。
ビジネス英会話の能力を高めることができれば市場価値が上がり、自信を持って仕事や転職活動をすることができるようになりますね。
市場価値を高める方法や自分の市場価値の測り方については、以下の記事でも解説しています。
2つのデメリット
- 習得に時間がかかる
- 費用がかかる
習得に時間がかかる
大学を卒業した日本人の場合、ビジネスで使えるレベルの英語を話せるようになるには約1,100時間かかると言われています(※4)。
英語が元々得意・不得意など人により必要な学習時間は異なりますが、約1日3時間勉強しても習得までに1年前後かかることになります。
また、ビジネス特化型オンライン英会話事業「Bizmates(ビズメイツ)」を運営するビズメイツ株式会社の調査によると、英語学習の経験がある社会人の約9割は「挫折したことがある」と回答したという結果が出ています(※5)。
同調査では、挫折したことがあると回答した人の中で「モチベーションの低下」を理由に挙げた人が6割以上だったとしています。
やる気を維持するのは大変ですよね。ビズメイツの調査では「やってて意味が無いような気がしてくる。」や「自分は他の人たちと比べて英語の学びが悪いと思ったから。」と回答している人もいたようです。
モチベーションを維持するには、明確なゴールを決めたり、以前の自分と比べてどれだけ成長したか数字などで比較できるようにするのがおすすめです。
一方で、社会人がスキルアップのために英語を学ぶ場合、ビジネス場面で使う英会話力が必要になってきますが、いきなり人と面と向かって英語を話すのはハードルが高いと感じる人もいると思います。
そんな方には、AIと英会話学習ができるMusio English
Musio Englishは、AIを搭載したロボットやアプリで英語学習ができるサービスです。1レッスン158円から受けることができ、いつでも何回でもAI英会話ロボットと英会話の練習が可能です。
学研が提供するオンライン英会話サービスKiminiとセットになっているので、ある程度英語を話す抵抗がなくなった段階で人と話すこともできるのもメリットの1つです。
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費用がかかる
ビズメイツの調査(※1)によると、1ヶ月にかけた英語学習の費用は10,000円~15,000円未満が約4割、15,000円~20,000円未満と5,000円未満が同列で約2割5分という結果でした。
今はYouTubeなど無料のサイトを駆使して独学で学習する方法もありますが、先述の英語学習の挫折経験者は約9割という数字を見ると、自力で英語力を身につけることはかなり難しいと考えられます。
モチベーション維持のための工夫や、サービス利用が英語学習を継続するカギになりそうですね。
まとめ
現在の若い世代(Z世代)の約9割は、社会人がビジネス英語を学ぶことはキャリアアップに有利に働くと考えています。
ビジネス英語を身に着けることで得られるメリットは「転職や就職に役立つ」「キャリアアップに繋がる」「自分に自信が持てる」の3つが挙げられます。
デメリットとしては、費用や時間がかかることが挙げられます。ビジネスで使える英語、特に英会話は始めるハードルが高く、また継続も難しいと考えられます。
学習を続けるための工夫をする、自分に合ったサービスを利用してみるなど、ぜひ英語力を身に着けて実生活に活かしてみてくださいね。
参照
※1PR TIMES|ビズメイツ株式会社【Z世代の英語学習に関する実態調査】 Z世代社会人の約9割が「ビジネス英語学習はタイパが良いキャリアアップ方法」と回答
※2en en world|英語レベル「ビジネス」以上では、英語が“仕事” に優位に働いた経験は9割以上。“転職”に優位に働いた経験は8割以上。
※3rare Job Press Release|66万人(*1)のデータから日本人の英語スピーキング力の実態を調査 グローバルビジネスで通用するレベルの英語力を持つ人材は7%
※4日本人の英語学習時間について-これまでの学習時間とこれから求められる学習時間-PDF
※5【英語学習の挫折に関する実態調査】英語学習経験のある社会人、約9割が「挫折したことがある」と回答。挫折までの期間「3ヵ月以内」が約8割の事実。