日本郵便のスマートレターとミニレターをご存知でしょうか。実は、送るものによっては他の発送方法よりもお得に利用できる場合があります。
この記事ではスマートレターとミニレターの購入方法や利用方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。※この記事に記載している金額は、全て税込み表示です。
スマートレター・ミニレターとレターパックの違いは？
以下、スマートレター・ミニレターとレターパックの違いを表にまとめました。なお、2024年10月に行われた料金改定を反映させた料金を表示しております。
| スマートレター | ミニレター | レターパックライト | レターパックプラス | |
| 料金 | 210円 | 85円 | 430円 | 600円 |
| 配達速度 | 2〜3日 （土日・祝日の配送なし） | 1〜2日 （土日・祝日の配送なし） | 1〜2日 （土日・祝日の配送あり） | 1〜2日 （土日・祝日の配送あり） |
| 厚み | 2㎝まで | 1㎝まで | 3㎝まで | 制限なし |
| 重さ | 1kgまで | 25gまで | 4kgまで | 4kgまで |
| 受け渡し方法 | 投函 | 投函 | 投函 | 対面 |
| 追跡 | なし | なし | あり | あり |
| 送れる物 | ・文庫本/雑誌類 ・CD/DVD ・靴下/文具などの雑貨 | ・写真 ・ギフトカード など紙状のもの | ・信書/証明書 ・食品 ・カタログ ・化粧品 ・チケット | ・信書/証明書 ・食品 ・衣類/雑貨 ・化粧品 ・チケット |
| 送れない物 | ・現金/貴金属類 ・精密機器 ・生き物やなまもの | ・紙状のもの以外全て | ・現金/貴金属類 ・精密機器 ・生き物やなまもの | ・ 現金/貴金属類 ・精密機器 ・生き物やなまもの |
レターパックについては、以下の記事で詳細に解説しています。
以下、スマートレターとミニレターについてそれぞれ解説します。
スマートレターとは？
スマートレターとは、全国一律210円(2024年10月より料金改定)で郵送できる日本郵便のサービスです。
スマートレター専用封筒は郵便局やコンビニエンスストアで購入できます。購入時に支払った代金に郵送料が含まれているため、切手を貼る必要がありません。
そのままポストに投函することで届け先に郵送されますので切手を買ったり貼ったりする手間がかからない点が特徴です。
ただし、配送中に事故があった場合でも損害賠償などの補償はありません。また、追跡サービスに対応していないので追跡が必要な場合はレターパックや書留を利用しましょう。
送れる大きさや重さは下記の通りです。
- 大きさはA5サイズ（一般的な手帳ほど）
- 厚さは2㎝まで
- 重さは1㎏まで
スマートレターで送るのに適しているのは、以下のようなものです。
| 送るのに適したもの |
| ・文庫本/雑誌類 ・CD/DVD ・靴下やハンカチなどの雑貨 ・文房具 など |
追跡サービスの利用ができないので、重要な書類のやり取りには不向きです。1kgの重さまで送れるので、漫画や小説など、比較的重さのある厚さが薄いものを送るのに適しています。
taira注意点としてスマートレターは国内のみのサービスですので宛先を海外にすることはできません。また、土日祝日の配送ができない点や速達を受け付けていない点にも注意が必要です。
ミニレターとは？
ミニレターとは郵便書簡とも呼ばれている日本郵便のサービスです。便箋と封筒が一体となったもので、一枚の紙を折りたたむと封筒の形になります。
スマートレターと同様に、同一料金の85円(2024年10月より)で日本全国に郵送できます。他の定形郵便サービスよりも比較的安価に利用できる点が特徴です。
ミニレターもスマートレターと同様に、損害賠償や追跡サービスは適応されませんので注意しましょう。
送れる大きさや重さは下記の通りです。
- 大きさは折りたたみ時で16.5㎝(縦)×9.2㎝(横)。はがき約3枚分。
- 厚さは1㎝まで
- 重さは25gまで
ミニレターで送るのに適したものは以下です。
| 送るのに適したもの |
| ・写真/ギフトカードなど紙状のもの |
ミニレターもスマートレター同様に追跡サービスの利用ができないため、重要な書類のやり取りには不向きです。それほど重要な書類ではなく、無くなっても替えが効くような手紙や書類を送るのが良いでしょう。
tairaミニレターは紙状のもの以外を送ることができないので注意が必要です。
封筒も紙なので、濡れたくないものを送る時は透明なビニールを被せると安心です。
コンビニで購入できる？
以下、スマートレターとミニレターはコンビニで購入できるかどうか、またコンビニ以外で購入できる場所について解説します。
スマートレターの場合
スマートレターはコンビニで購入できます。一部店舗では販売していないので事前に確認しましょう。
これまで180円で販売されていましたが、2024年10月から210円で販売されています。購入方法についてですが、切手と同じくレジで購入します。商品の陳列棚にはありませんので注意してください。
ミニレターの場合
ミニレターはコンビニでは購入できません。郵便局でのみ購入できます。
スマートレター同様、2024年10月に値上げされ85円で販売されています。値上げ前の封筒も差額分の切手を貼ることで使用することができます。
その他の購入できる場所
スマートレターやミニレターを購入する場合、郵便局で購入するのが確実です。以下のAmazonなどのネットショプからでも購入できます。
利用方法は？
以下、スマートレター・ミニレターそれぞれの利用の流れを記載します。
スマートレター
郵便局やコンビニで購入しましょう。
表紙に宛名と依頼主の名前、住所、電話番号を記入する欄があるので記入します。
送りたいものを入れます。入れる前に先に宛名や依頼元を記入すると書きやすいです。
切手を貼らずにそのままポストに投函します。郵便局の窓口からでも発送できます。
基本的に2〜3日後に届先に届きます。
taira値上げ前のスマートレターに、差額分の切手を貼っても発送できます。
ミニレター
コンビニや書店などでは取扱いがありませんので郵便局の窓口で購入しましょう。
表紙に宛名と依頼主の名前、住所、電話番号を記入する欄があるので記入します。
必要な場合はメッセージを書きましょう。
送る紙状のものを入れます。
のり付けをして封筒状にします。
切手を貼らずにそのままポストに投函します。郵便局の窓口からでも発送できます。
おおよそ翌日か翌々日に届きます。
tairaメッセージが必要な場合はのり付けの前に書きましょう。
この他にも、さまざまな郵送方法があります。以下、パソコン宅急便・宅急便コンパクト(コンパクト便)について解説している記事があるので、以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ
スマートレターはコンビニで購入できます。一方、ミニレターは郵便局でのみ購入できます。どちらも損害賠償や追跡サービスに対応していないので、貴重品や大切なものを送る際はレターパックなどを利用しましょう。
10月から値上げの対象となりますが、お手持ちの切手で差額分を貼れば値上げ前のものが利用できます。日本全国で同一料金で発送できるのが利点です。
スマートレターは文庫本などの少し重みがある薄いもの、ミニレターは重要ではない書類のやり取りに最も適しています。どのような物を送るか決め、厚さや重さなどを測ったうえで最適な郵送方法で送りましょう。
