就職活動をする上で必ず必要な『履歴書』ここではその書き方やポイントなどの詳細をご説明させて頂きます。
こんにちは!イシバシです!
これまで500人以上を面接してきた経験を元に、面接官から好印象を持たれて、就職活動などで採用に繋がりやすい履歴書の書き方をご紹介していきたいと思います。よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
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また、職務経歴書の書き方や面接対策については、以下の記事で解説しているので、
本記事と合わせて確認してみてくださいね。
基本的な履歴書の考え方
履歴書は、仕事を探す際に重要なツールであり、自己プロモーションの一環です。
採用担当者に自分の価値を伝え、仕事への適格性を訴えるために、効果的な履歴書の書き方を学びましょう。
今回は厚生労働省が作成した「履歴書様式例」を使って解説していきます。
① 基本情報と連絡先の記入方法
履歴書の基本情報には、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの連絡先情報が含まれます。これらを正確に記入し、最新の情報を提供しましょう。
② 写真の選び方
写真は履歴書で重要な要素です。フォーマルなスタイルの写真を選び、明るい背景と自然な表情を心がけましょう。ビジネスカジュアルなスタイルとリラックスしたポーズが好ましいです。
③ レイアウトの工夫
クリーンで読みやすいフォーマットを選び、フォント、サイズ、マージンなどのデザイン要素を調整します。一貫性のあるフォントとスタイルを使用し、見出しや本文を区別しましょう。レイアウトは情報を明瞭に伝えるための鍵です。
④ 項目ごとの記入ポイント
職歴、学歴、資格、スキルなどの各項目ごとに、具体的な記入ポイントに注意を払います。特に、職歴では成果と役割を強調し、学歴や資格では詳細な情報を提供します。
それぞれの項目について詳しく解説していきます。
① 基本情報と連絡先の記入方法
履歴書の基本情報は、あなたの身元を確認し、採用担当者が必要な場合にあなたと連絡を取るための重要な情報です。ここで基本情報の記入方法について説明します。
氏名
氏名はフルネームで正確に記入します。ミドルネームやイニシャルがある場合、それらも含めることが一般的です。ニックネームや略称は避けましょう。フォントや文字の大きさは他のテキストと比較して大きく、顕著にしましょう。
「ふりがな」は平仮名で、「フリガナ」はカタカナで記入するのが一般的です。
住所
住所は正確かつ最新のものを記入します。都道府県、市区町村、番地、マンション名などを含めることが一般的です。アパートやマンションに住んでいる場合は、建物名や部屋番号も記入しましょう。
電話番号
電話番号は採用担当者が迅速に連絡を取れるようにするための情報です。固定電話や携帯電話番号を記入し、採用に関する連絡が、いつ掛かって来てもいいように、ボイスメールメッセージも設定しておくと良いでしょう。
メールアドレス
メールアドレスは英数字の区別がはっきりと分かるように記載しましょう。特に手書きの場合は「0(ぜろ)」「O(オー)」、「9(きゅう)」「g(ジー)」「q(キュー)」などの区別が難しくなりますので、大げさなくらいに区別をはっきりとして書き分けるか、ふりがなを振って間違われない工夫を行いましょう。
一般的な形式は「firstname00.lastname00@email.com」などです。特定の職業や趣味を示すメールアドレス(「babababashi.0w0.animelove@email.com」など)は避け、個人的なメールアドレスよりもビジネス向けのものを使用しましょう。
SNSアカウントについて
企業やお店によっては、SNSを通じて情報のやり取りをする場合もあります。例えばLINEなどのパーソナリティ性が高いものが選ばれます。必要に応じてアカウント名などを記載しましょう。
また、大手企業では選考の際にSNSのチェックが行われます。個人名で運用しているアカウントから、それに関連付けられる裏アカウントまで調査の対象となります。企業にとって、SNSの使い方(特に発信の仕方)はその人の人間性を知る上で重要なポイントです。面接先事業に関連する投稿が中心であれば大きなアピールポイントになりますが、後ろ向きな投稿が多いとマイナス印象です。日ごろから発信内容には留意しましょう。
2021年から厚生労働省推奨の履歴書様式において、性別の記載は任意となっています。また「通勤時間」「扶養家族数」「配偶者」「配偶者の扶養義務」の欄は設けないのが一般的となっています。
履歴書って、そもそも手書きじゃないとダメですか?
面接先から指定がなければ、手書きでも、PC作成したものでもどちらでも大丈夫です。ただし、注意点が2つあります。
①手書きで提出する場合は丁寧に書く事を心掛ける事。
字がキレイかどうかよりも、丁寧かどうかがポイントです。どれだけ字がキレイでも、手を抜いて書いた履歴書はすぐに分かります。逆に字がキレイじゃなくても、真剣に書いた履歴書は印象に残ります。
②同じ条件なら手書きが優位になりがち。※特にアルバイト
私見ですが、複数名の全く同じ条件の応募者がいた場合は、手書きの履歴書の方と一緒に働きたいと思います。履歴書1枚でその人の人間性は分からないだろと言われる事もありますが、ラブレターに置き換えて考えてもらえると理解して頂けるのでは?
たしかにPC出力のラブレターは嫌ですね。。
でも数社受ける場合は大変ですね。
もちろん、その場合はPC出力でいいと思います。
その分、特技・趣味・志望動機の欄などで他の応募者と差別化を図りましょう。
② 写真の選び方
履歴書に添付する写真は、あなたの人間性や信頼性を印象づけるために非常に重要です。良い写真を選び、適切に撮影することは、採用担当者に対する第一印象を形成するのに役立ちます。以下に、履歴書の写真に関する詳細なアドバイスを提供します。
以下、全てに当てはまるので記載しておきます。
「おしゃれ」ではなく「身だしなみ」で臨む事。
「おしゃれ」とは自己満足で、
「身だしなみ」とは周囲の期待に応える事です。ルールやマナーに沿って、自己評価ではなく他社評価を意識しましょう。
撮影環境の選定
写真の撮影環境は、写真の品質に大きな影響を与えます。明るく自然光の差し込む場所が理想的です。室内の窓の近くで撮影するか、屋外で日光を利用しましょう。過度に明るい場所や暗い場所では避け、均一な光が顔に当たるように注意しましょう。
衣装の選択
ビジネスカジュアルなスタイルの服装が適しています。男性はシャツやスーツ、女性はブラウスやジャケットが良い選択です。適度な清潔感を持ち、シンプルな色合いの服装を選びましょう。派手な柄や鮮やかな色は避けて、選考の焦点を服装から外れないようにしましょう。
表情と笑顔
写真に写る表情は、あなたの自信と友好性を反映する重要な要素です。表情は自然でリラックスしたものであるべきで、強制的な笑顔ではなく、心からの微笑みが好印象を与えます。魅力的な笑顔は、採用担当者にプラスの印象を与えます。
ポーズと姿勢
ポーズと姿勢は、写真の印象を大きく左右します。肩を正しく引いて座り、背筋を伸ばしましょう。正面を向くことが一般的で、カメラに対して直立姿勢を保持します。頭と首の位置に注意を払い、過度に上げたり下げたりしないようにしましょう。自然な姿勢が信頼性を高めます。
背景の選定
背景は写真のクオリティに大きな影響を与える要素です。シンプルで無駄のない背景が適しています。壁、布、または背景があまり目立たない場所を選びましょう。背景が複雑で混雑していると、あなたの姿が埋もれてしまう可能性があります。
髪型とメイク
髪型は清潔で整頓されていることが大切です。メイクは控えめで自然なものが適しています。男性の方も髭や髪型に注意を払い、清潔感を持つことが大切です。
写真の比率とサイズ
写真は4cm × 3cm程度の大きさが一般的です。写真が大きすぎるとレイアウトに問題を引き起こす可能性があるため、適切なサイズを選びましょう。
レタッチを最小限に
写真をレタッチ(いわゆる”加工”)する際は、最小限にとどめましょう。肌の滑らかさや明るさの微調整は許容範囲内ですが、過度なレタッチは避け、自然な外見を保ちます。
プロフェッショナルなカメラを使用
カメラの品質も重要です。可能であれば、プロのカメラマンに依頼して鮮明な写真を撮影しましょう。こういった写真をデータで持っておくと、様々な場面で使用出来ます。ただし、料金は1万円前後しますので、もっと手軽に写真を入手したい場合はスピード写真がおすすめです。駅やスーパーの一角に設置してある機械で撮影します。800円程度で撮影出来ますし、その場で出来上がってすぐに使用出来ます。
スマートフォンでの自撮りはおすすめ出来ません。どうしてもスマートフォンで撮影する場合は、背景や照明を工夫して自撮り感をなくすようにしましょう。
写真の更新
写真は時間とともに変化するため、新鮮な写真を使用しましょう。特に年齢や外見に大きな変化があった場合、最新の状態の自分を撮影して提出します。
メラビアンの法則:人の第一印象は見た目が55%
アメリカで心理学名誉教授であったアルバート・メラビアンが、1971年に提唱したコミュニケーションの概念です。コミュニケーションにおいて、聞き手は話し手の何が印象に残るかという実験において、言語が7%、聴覚が38%、視覚が55%である事を発見しました。しかも、第一印象は3~5秒で決まるという結論にも至りました。つまり、履歴書全体のパッと見の印象、特に顔写真は面接官の印象に大きく影響するという事です。
色々と書きましたが、迷うと思いますので結論を書きます。
髪色は地毛の色、髪型は「おしゃれ」ではなく「身だしなみ」で整える!
スーツもしくは白のYシャツを着用。スピード写真で撮る。歯が見えない程度のリラックスした笑顔!
ピアス・ネックレス・帽子・派手なメガネは外しておく事!以上!
とにかく、ラブレターかお見合い写真だと思って準備しよう!
写真は絶対に貼らないとダメですか?
地味にお金がかかりますよね。。
基本的には貼りましょう。
稀に、貼らなくてもいいですよとか、採用が決まった場合は別途持参して下さいなどの指示が出る場合もありますが、多くの企業やお店では履歴書の顔写真は必須です。
でも、おっしゃる通り、写真代って地味に痛いですよね。
だからこそ「絶対に採用されるぞ!」という気持ちで面接に臨んで欲しいですし、面接官もひとり一人の面接をないがしろにしない公平な態度で実施すべきですよね。
ちなみにイシバシの場合、写真を貼っていない履歴書を持って来られたら95%で不採用にします。
③ レイアウトの工夫
履歴書のレイアウトは、情報を整理し、読みやすさを確保するために重要です。以下は、効果的なレイアウトを作成するためのポイントです。
既定の履歴書を使用
厚生労働省発表の履歴書フォーマットや、コンビニなどで販売している一般的でシンプルな履歴書を選びましょう。派手な装飾や過剰なグラフィックスは避け、情報を強調するためにクリーンな背景を使用します。その点において、自作フォーマットの履歴書はお勧め出来ません。不都合項目の削除が出来る事から、面接において印象は良くありません。
フォント、サイズ、マージンなどのデザイン要素を調整
フォントは読みやすく、一貫性のあるものを選びます。本文のフォントサイズは11ポイントまたは12ポイントが標準です。適切なマージンを確保して、テキストが密集しないようにします。
また、フォント、スタイル、インデント、行間、見出しの形式など、レイアウト要素を一貫性のあるものに保ちます。
PC出力の場合、フォントについては明朝体が基本であり、MS明朝(Windows)・ヒラギノ明朝(Mac)が適しています。ゴシック体を使う場合はメイリオ(Windows)・ヒラギノ角ゴ(Mac)が妥当です。
見出しの使用
職歴、学歴、資格などのセクションに見出しを使用し、情報を区別します。見出しは太字または大文字で強調しましょう。
オンライン提出用のフォーマットに注意
履歴書をオンラインで提出する場合、ファイル形式やファイルサイズの要件に注意し、適切なフォーマットで提出します。
第一項目で触れた通り、まずは丁寧に書く事が重要です。
また、特技や趣味、志望動機の欄などでは余白を作らない事も重要だと言われています。清書をする前の下書き段階で、一度全体を俯瞰してバランスを調整すると良いですね。
④ 項目ごとの記入ポイント
履歴書の各項目ごとに、具体的な記入ポイントに注意を払いましょう。以下は各項目における詳細なガイダンスです。
学歴
学歴の項目には、入学年月、卒業年月、学校名、学部、学科を記入します。
学校名は「都立」「私立」などを含めた正式名称を記入します。高校や専門学校の卒業から記入し、小学校や中学校などの義務教育については書く必要はありません。最終学歴が中学校の場合は中学校卒業から記入しましょう。
職歴
各職歴の期間、会社名、部署、業種、および役割を記入します。
時系列通りに記載し、部署の異動などがあればそれも記入します。また、面接先の業務に関連するような経験や実績がある場合は、その点についても記入しておくと好印象に繋がります。
ただし詳細については別途、職務経歴書に記入する為、大枠で構いません。
資格・スキル
資格の項目では、資格名、発行機関、資格取得日を記入します。また、資格が関連する場合、その資格がどのように職務に役立つかを説明します。
スキルには、言語、コンピュータプログラム、ソフトウェア、ハードウェア、コミュニケーションスキル、リーダーシップなどを記入します。
スキルのレベル(初級、中級、上級)や、どのくらいの経験があるかを示すことで、採用担当者にスキルの理解を助けます。
趣味・特技
この項目には、趣味、特技、関心を記入します。趣味や特技が仕事に関連する場合、それらがスキルや特長を示す手段となります。
正社員の面接に臨む場合は、履歴書と一緒に職務経歴書を持参するのが一般的です。職務経歴書の書き方について、面接の受け方については、別のブログで紹介します。
志望動機や自己PRって難しいですよね。。
そうですね。以下に数パターンの例文を記載しておきますので参考にしてみて下さい。また、何度も言いますが、ウソは書かない事。絶対にあとで自分の首を絞める事になります。
①飲食店・飲食業へ提出する履歴書:
飲食店には、食事が人々をつなげる特別な力があると信じています。お客様に美味しい料理と素晴らしい体験を提供し、笑顔と満足感を提供したいと考えています。また、飲食業界のおもてなしの心に魅了され、自身もそれに学んで成長する事で、店舗貢献したいと考えています。
② 小売店(アパレル)へ提出する履歴書:
アパレル小売業界に対する情熱を持っており、ファッションとスタイルの力で人々の自信を高めることに魅了されています。この仕事で、トレンドを追求し、お客様に最高のファッションアドバイスを提供し、ショッピング体験を一層魅力的に楽しんで頂きたいと考えています。
③ 事務職(建築)へ提出する履歴書:
建設業界は社会基盤の発展に重要な役割を果たす必要不可欠な業界です。プロジェクトの成功に貢献できる機会があり、多くの顧客に喜ばれる機会がある事に魅力を感じています。事務職として、プロジェクトの効率と連携をサポートし、組織の成長に貢献したいと考えています。
④ 営業職(IT)へ提出する履歴書:
IT業界は常に進化し、変化が速い環境です。私は技術とビジネスの融合に魅了され、お客様に最適なソリューションを提供し、ビジネスの成功に貢献したいと考えています。また、チームと共に成長し、新しい挑戦に取り組むことを楽しみにしています。
まとめ
正確性と信頼性
履歴書に記載する情報は正確で信頼性がある必要があります。誇張や虚偽の情報は絶対に避けましょう。採用担当者は提供された情報を確認することがあり、虚偽情報が発覚すると信頼性を失います。
一貫性
履歴書全体にわたり、フォント、フォーマット、日付の表記(西暦・和暦の統一)などの一貫性を保ちましょう。
過去の実績に焦点
職歴の要約やスキルの強調の際、過去の実績や経験に焦点を当てることが重要です。これらの実績が、将来の成功への証拠となります。
適切なスキルの強調
履歴書を提出する業界・業種に適したスキルを強調しましょう。過去の経験やスキルが、面接先にどのように関連しているかを明示的に説明します。
提出締め切りを守る
求人応募の締め切りに遅れないようにし、提出日時を守ることが大切です。遅れた提出は不利に働くことがあります。
履歴書は「企業やお店へのラブレター」。
ウソは駄目だけど、自分を良く見せる為の最大限の努力は必要!
ぜひこの記事を活用してご自身の長所を最大限アピールしてみてください!