退職時に菓子折りは必要?
結論からいうと、退職の挨拶をする際に菓子折りは必須ではありません。菓子折りがなくとも、何かのルール違反になるわけでもないので退職はできます。
ですが、退職の際に菓子折りを買っていくべきか悩む方は多いようです。
退職時の菓子折りを持っていくべきか悩む人が多い理由は、これまで退職した人で、菓子折りを持ってきた人がいたからだと考えられます。
必須ではないのに、なぜ退職時に菓子折りを持参する人が多いのでしょうか。以下、菓子折りを持参したほうが良い理由を記載します。
菓子折りを持参した方が良い理由
菓子折りを持参したほうが良い理由は、これまでお世話になった人々に感謝の気持ちを表現できるためです。言葉で伝えてもらうのも嬉しいですが、何かプレゼントと一緒にもらえるのは、より嬉しいものです。
送り出す側としても、目に見える形で表現してもらうことで「こんなに恩を感じていたんだ…次のところでも頑張って!」と気持ちよく送り出したくなります。
私は、お世話になった方々に個別でお菓子に手紙を付けて渡しました。小恥ずかしいですが、会うのもこれで最後だと思い、直接伝えられなかった想いを伝えることができるのでおすすめです。
渡した後、渡さなければよかったと後悔することは少ないと思います。高い物でなくても良いので、心を込めて退職時に持参する菓子折りを選んでみましょう。
菓子折りを選ぶポイント5つ
➀日持ちがするもの
退職の際の菓子折りは、日持ちがするものかどうかで選ぶことが大切です。理由は、あなたが退職してから数日後に出社する人もいるためです。
退職時の菓子折りは、事務所や休憩室など人の目につく場所に置かれることが多いです。また、各自好きなタイミングで取ってもらう形式にすることがよくあります。
そのため、従業員が多い職場では、せんべいやクッキーなど、より長く日持ちする菓子折りを選んでおいた方が無難ですね。
置き場所を選ばない、常温保存可能な食品を選ぶのが良いですね。
②職場で食べやすいもの
菓子折りを選ぶ際は、職場の休憩時間でも食べやすいようなものを選ぶと喜ばれます。以下の基準で選ぶと良いでしょう。
- 食べる時にボロボロ崩れないか
- 海苔やニンニクなどが使われていないか
- 手が汚れず食べられるか
さっと食べやすいものや、食べてもエチケットが守られる菓子を選びましょう。
③個包装のもの
退職の挨拶として持参したお菓子は、その場にいる全員が同じタイミングで食べられることは少ないです。持ち帰って食べる人もいるため、個包装の菓子折りが良いでしょう。
衛生面の観点からも、個包装の菓子折りを選ぶようにしたいですね。
④個数が余る程度のもの
購入前に、渡したい人や自身がいる部署の人数を確認しておきましょう。1人で複数個食べる人がいたり、渡したい人の抜け漏れがあることを想定し、少し多めに購入しておくと焦らずに済みます。
従業員数が多い場合はどこまで配るのかの範囲に悩みますが、関わった部署には行き渡るように購入するのが理想です。
私は、全体に配る分とは別に、お世話になった上司や同僚に個別で渡す用のお菓子も買いました。お礼を言いながら別れを告げることができ、しっかり挨拶ができるのでおすすめです。
⑤万人受けするもの
辛い物や酸っぱいものなど、好みが分かれるものを菓子折りとして購入するのは避けましょう。誰でも知っているようなメーカーの菓子など、万人受けする菓子もおすすめです。
事前に嫌いな物やアレルギーはないか、確認しておけるとより良いでしょう。
菓子折りを渡すタイミングは?
菓子折りを渡すタイミングは、最終出勤日の終業時間頃です。同僚や上司が帰る前に、タイミングを見計らって挨拶をしつつ、全体に向けお菓子を渡しましょう。
お世話になって、個別で渡したい人がいる場合は、みんながいる前ではなく2人きりになれるタイミングや、個別で渡したい人たちだけで集まっているタイミングで渡すようにします。
これを渡せば間違いないおすすめの菓子3選
以下、退職の挨拶の際のおすすめの菓子折りを3つ挙げています。
株式会社シュゼット【フィナンシェ】
フィナンシェは、フランス起源の手のひらサイズのバターケーキです。比較的身近な洋菓子で、手を汚さずに食べることができます。
株式会社シュゼットのフィナンシェは、3個入りの小箱から購入でき、個別で渡したい人がいる時にもぴったりです。
また、フィナンシェは通常は棒状のものですが、マドレーヌなどと一緒に、一口サイズでたくさん入ってアソートになっている商品もあります。
たくさん入っていて、一口サイズのものは配りやすいですね。
志満秀【クアトロえびチーズ】
4種のチーズを海老煎餅でサンドしたお菓子です。チーズの種類ごとにカラフルな色味が付いていて、「まるで日本バージョンのマカロンみたい!」とテレビなどで話題になっています。
一口サイズで食べやすく、個包装になっているので配りやすいのも嬉しいポイントです。チーズと海老が使われているので、ワインのお供としてお世話になった上司に個人的に渡すのも喜ばれるでしょう。
旬果瞬菓 共楽堂【ひとつぶのマスカット】
共楽堂の「ひとつぶのマスカット」は、岡山にある契約農家で当商品用に育てたマスカットを、きゅう肥で1つ1つ丁寧に包んだお菓子です。
日持ちは出荷日から9日程度で、夏限定の商品です。季節によって、栗や苺の商品を展開しているようなので、その時期の旬の果物が楽しめます。常温保存も可能なので、配りやすいです。
果物は、普段あまり食べないという人も多いと思うので、こういう機会に食べられるのは嬉しいですね。
まとめ
多くの会社で、退職時には菓子折りを持参するという慣習があります。理由は、これまでお世話になった人々に、感謝の意を見える形で表現するためです。
菓子折りは、食べる人のことを考え、以下5つのポイントを押さえておくと上手く選ぶことができます。
- 日持ちがするもの
- 職場で食べやすいもの
- 個包装のもの
- 個数が余る程度のもの
- 万人受けするもの
この記事でおすすめしているお菓子を参考に、ぜひご自身の職場に合わせて素敵な菓子折りを選んでみてくださいね。