20代・30代で転職を考えている方の中には、「一体、自分はどの職種に就いたらいいんだろう」と疑問に思っている方も多いと思います。
この記事では、職種を選ぶ際のポイントやおすすめの職種5選をご紹介しています。また、おすすめしない職種についても取り上げているので、職種を検討する際に参考にしてみてください。
職種を選ぶポイント【4つ】
以下、職種を選ぶ際のポイントを4つご紹介していきます。
➀将来性がある職種かどうか
職種を選ぶ際、その職種は将来性があるかどうかを調べておくことが大切です。オックスフォード大学の2013年時点の研究によると、2033年までに全体の49%の仕事がAIに奪われるという試算(総務省データ)を出しています。
実際、20年前までは存在せず、現在は当たり前のようにあるセルフレジも、AIの技術を応用して作られています。
転職を考えている方は、その職種が今後AIに奪われる職種ではないか、今後も必要とされる仕事であるかどうかを事前に把握しておきましょう。
②離職率が低いかどうか
離職率が低いかどうかを事前に確認しておくことも大切です。せっかく転職をしたのに、「労働環境が過酷だった…」などで再び離職をしてはもったいないですよね。
気になった求人の口コミを調べ、会社ごとの退職率を確認したり、職種ごとの退職率を参考にするのもおすすめです。
退職代行モームリを管理している、株式会社アルバトロスは職種別の退職者データをプレスリリースで発表していますので、参考にしてみてください。
③教育・フォロー体制がしっかりしているかどうか
転職を考えている方の中には、転職したい先の職種が未経験という方もいるかと思います。未経験でチャレンジしたいと考えている方は、研修期間が設けられていたり、フォローの体制が整っている職場環境を選ぶことが大切です。
「未経験歓迎」「研修体制あり」などの記載があり、かつ大手の企業であるほど研修体制がしっかりしていることが多いです。
④有効求人倍率はどうか
有効求人倍率とは、1人当たり何件の求人があるか、という指標のことです。求人の件数を求職者の人数で割った数字のことで、数字が「1よりも大きい=働き手が足りない」「1よりも少ない=就職が難しい」と判断できます。
職種 | 有効求人倍率 |
営業職 | 2.23 |
販売職 | 1.88 |
施工管理職 | 6.26 |
ITエンジニア職 | 1.62 |
事務職 | 0.40 |
職種を選択する際は、一度上記の厚生労働省のデータを確認し、数字が1よりも大きいかどうかを判断材料にすることもおすすめです。
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おすすめの職種【5選】
以下、20代・30代の転職でおすすめの職種5つをご紹介します。
➀営業職
営業職は、物やサービスを売る仕事です。経験がなくとも、ポテンシャルで採用されやすいので、未経験の方でも挑戦しやすい職種だと言われています。
お客様のニーズや課題を引き出し、それをもとに物やサービスを提案するため、人当たりの良い方や人と話すことが好きという方に向いている仕事です。
営業職というと、ノルマがあって大変だというイメージがありますが、中にはノルマを設けていない会社もあります。また、電話営業や訪問営業などがあるので、自分に合った働き方ができる求人を探してみてください。
②ITエンジニア職
ITエンジニア職とは、IT専門職の総称です。お客様からの要望に沿ってシステムを設計するシステムエンジニア(SE)や、設計されたシステムをプログラミング言語に落とし込むプログラマー(PG)などがあります。
ITエンジニア職は、就職が難しいイメージがあります。ですが、現在は「未経験可」「フォロー体制あり」など書かれている求人も多く、未経験で挑戦できる会社も多くあります。
経済産業省のデータによると、2030年時点で不足するIT人材は40~80万人であるとしています。
ITエンジニア職は、今後ますます需要が高まる職種であるといえそうですね。
未経験でチャレンジできるとはいっても、やっぱり不安…。
という方も多いと思います。未経験の方でもITエンジニアにチャレンジしてみたい方は、どのようなスキルが必要か把握するため、プログラミングスクールで講義を受けてみるのもおすすめです。
Web制作会社が運営するプログラミングスクールWithCode(ウィズコード)
WithCodeは、よくある「勉強を教えて終わり」ではなく「学習→稼ぐ」を一貫してサポートしているのが特徴です。卒業後の案件獲得率は98.4%。副業やフリーランスを目指している方にはおすすめのスクールです。
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③販売職
販売職は、お店に来た人に直接的に物を販売する仕事です。入社前から専門的な知識や資格を求められることは少なく、未経験でもチャレンジしやすい分野だと言えます。
商品に関する知識だけでなく、商品陳列やPOP作成、基本的な接客のスキルも身に着けることができます。
販売職は、さまざまな商品を扱う職種なので、自分の興味がある商品に関われる仕事であれば、モチベーション高く業務に励むことができるでしょう。
私は学生の頃、大好きな100円ショップで販売職をしていました。商品陳列の際「こんな商品が入ったんだ!」といち早く知れて楽しかったです!
④施工管理職(せこうかんりしょく)
施工管理職とは、建設工事が上手くいくように、スケジュールや品質の管理をする仕事です。施工管理職は、今後も需要がある職種とされています。
理由は、日本は地震などの災害が多く、建造物の再建の際に必要となる人材だからです。国土交通省のデータによると、東日本大震災で被害があった建物は903,602戸(一部損壊含む)としています。
国土交通省のデータによると、2020年時点で30年以内に70%以上の確率で南海トラフ地震が来ると想定しています。このような予測から、施工管理職は今後も必要とされる職種であることが分かります。
なお、施工管理の仕事はいくつか種類があり、建物自体の建設を管理する建築施工管理技士、建設する建物内に電気を引く手配や管理をする電気施工管理技士などがあります。
施工管理職に就くには、建築施工管理技士などの資格が必須となる場合が多いですが、中には未経験で挑戦できる求人もあります。
以下の記事で、転職活動にも役立つ履歴書の書き方をご紹介しています。500人以上を見てきた面接官の視点から、履歴書作成で押さえておきたいポイントを分かりやすくまとめています。ぜひ、参考にしてみてください。
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⑤WEBマーケティング職
WEBマーケティング職とは、Webサイトなどを通じて、物やサービスが売れる仕組みを作る仕事のことです。主に、ECサイト(楽天やAmazonなどの売買を行うサイトのこと)で商品やサービスを購入してもらうよう働きかけます。
ECサイトの利用は、世界的にみても増加傾向にあります。総務省の令和5年のデータによると、EC市場の世界の売上高は2019年から2021年で、55%以上増加しています。
EC市場の利用は、今後も右肩上がりに増えると予想されていることから、WEBマーケティング職は今後も必要とされる職種であると言えるでしょう。
一方で、WEBマーケティング職は経験や知識が求められ、未経験者は就職が難しい職種だといわれています。未経験でも募集している会社もありますが、中途採用の場合、経験者を求めている傾向が強いです。
初心者でも気軽に申し込める、webマーケティングスクールはたくさんあります。ですが、数が多い分、どのスクールに申し込むか悩む方も多いでしょう。
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おすすめしない職種
以下、おすすめしない職種とその理由です。
- 事務職
- 経理職
事務や経理といったバックオフィス系の仕事は、これから転職しようという方にはあまりおすすめできません。理由は、今後AIの進出により職務内容が縮小していくと予想されているためです。
AIが得意とする作業は「速く正確に、決められたデータを処理すること」です。事務職や経理職は、このAIが得意とする領域と重複する部分が多いと言われています。
まとめ
ここまで、20代・30代で転職する場合のおすすめの職種5つをご紹介してきました。
20代・30代の転職でおすすめの職種【5選】
- 営業職
- ITエンジニア職
- 販売職
- 施工管理職
- WEBマーケティング職
反対に、AIの進出により事務職・経理職はおすすめしない職です。ぜひ、冒頭にご紹介した、職種を選ぶ際のポイント4つを参考にしつつ、転職活動を進めてみてください。