近年、多くの企業が取り入れているビデオ会議ツール。
ミーティングや会議で利用されているのはもちろんですが、転職活動における面接をこれらのツールで実施することもあります。
しかし、初めてWeb面接を受けることが決まるとなると、
Web面接って、どう始めれば良いのだろう?何に注意すれば良いか分からない。
などと、悩んでしまうでしょう。
今回は、初めてWeb面接を受ける方に向けて、事前に準備しておきたいことや受ける際の注意点について解説をしていきます。
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Web面接とは?
Web面接とは、パソコンやスマートフォン、タブレットを用いて、オンラインで行う面接のことです。
近年では多くの企業が転職活動の選考にWeb面接を取り入れています。
Web面接は、対面での面接とは違って、面接会場に行かないで済むので、時間を短縮することができ、効率的に転職活動をすることができるというメリットがあります。
また、自宅やコワーキングスペースなど、自分の好きな環境で受けることができるのも良いところです。
基本的に対面での面接と聞かれる内容は変わらず、自己紹介や志望動機、長所短所などを話す形になりますので、Web面接を受ける前に必ず準備するようにしましょう。
面接の受け方やポイントについては、以下の記事で解説しているのでこちらも参考にしてみてください。
Web面接に使われる主なツール
Web面接を実施する際は、Web会議ツールやビデオ通話ツールなどと呼ばれるものを使います。
では、これらのツールにはどんなものがあるのでしょうか?
ここでは、Web面接を実施する際、特によく使われているツールについて紹介していきます。
Google Meet
Google Meetは、Googleが開発したビデオ会議ツールです。
近年Web面接では、Google Meetか次項で紹介するzoomが主流となって使われています。
Googleのアカウントに登録をしていれば、誰でも無料で使うことができます。
もし、Googleアカウントを持っていない場合は、Google Meetを使うことができないので、Web面接を受ける前に必ず取得するようにしましょう。
Zoom
Zoomは、Zoomビデオコミュニケーションズが提供するビデオ会議ツールです。
無料プランと有料プランがありますが、Web面接を受けるために企業側から招待される際は、登録をしなくても利用することができます。
通信の安定率も高く、操作も非常にシンプルなため、初めてのビデオ会議ツールでも問題なく使用できるでしょう。
Microsoft Teams
Microsoft Teamsは、マイクロソフトが開発したビデオ会議ツールです。
こちらもWeb面接をするには最適なツールではありますが、Microsoft Teamsでは、チャット機能や通話機能などがあり、ビデオ会議以外の機能が豊富です。
そして、WordやExcelなどのMicrosoft 365アプリと連携しているので、Microsoft Teams上でこれらのアプリの作業を他のユーザーと共有して実施することも可能です。
Skype
Skypeは、マイクロソフトが開発したコミュニケーションツールです。
上記で挙げた3つと比べて使われることは少ないですが、SkypeもWeb面接をするのに最適なツールです。
無料プランと有料プランがあり、無料プランは時間制限や資料共有機能などに一部の制限がありますが、面接をするだけであれば申し分はないでしょう。
Web面接を受けるための事前準備
実際にWeb面接を受ける前に、いくつか準備をしておきたいことがあります。
しかし、初めてのWeb面接となると何を用意したり準備をすればいいのか分からないはずです。
ここでは、Web面接を受ける際、事前に準備しておきたいことについて徹底解説をしていきます。
①カメラ・マイク・イヤホンを準備しておく
Web面接は、場所や方法が違うだけで、相手の顔を見て、話をしたり聞いたりするという部分は対面の面接と変わりません。
そのため、パソコンと合わせて以下のようなガジェットを用意しておく必要があります。
- カメラ
- マイク
- イヤホン
カメラやマイクに関しては、パソコンによっては内蔵されていることもあります。
内蔵されていれば問題ありませんが、もし内蔵されていたなかったら準備するようにしましょう。
以下のようなカメラ・マイクがおすすめですので、参考までにチェックしてみてくださいね。
また、イヤホンがなくても面接をすることは可能ですが、話が聞き取れなかったりするのを防ぐためにも準備しておいた方が良いでしょう。
イヤホンは可能であれば、耳につけても目立たないようなデザインのものを選ぶと無難でしょう。
どれも私が実際に使っているおすすめのツールです。
参考にしてくださいね!
②Web面接をする場所を確保する
Web面接は、自分の好きな場所で受けることができます。
しかし、外やカフェなどのお店、カラオケなどでWeb面接に参加するとなるとどうなるでしょうか?
落ち着いて面接を受けることができるかもしれませんが、外部の音が面接官に聞かれてしまう可能性があります。
Web面接を受ける際は、必ず事前に場所を確保するようにしましょう。
家であれば、誰もいない部屋を確保したり、コワーキングスペースで個室の部屋を予約したりなど、静かな場所を準備してくださいね。
また、コワーキングスペースについては時間にも配慮をして、面接開始前後にかなり余裕を持たせて予約することをおすすめします。
私の体験談ですが、面接が30分くらいを予定していると聞いてたので、個室のコワーキングスペースを1時間予約しました。
しかし、話が盛り上がりすぎて、50分以上かかってしまい…。
コワーキングスペースの終了のアナウンスが大音量で流れてしまい、とても焦りました…。
③服装を整える
好きな環境で面接を受けられると思うと、自由な服装でも良いだろうと思うかもしれません。
しかし、Web面接は、環境が違うだけで対面との面接と変わりません。
Web面接でも、基本的にはスーツで受けるようにしましょう。
もし、企業側から服装自由と指示があった場合は、オフィスカジュアルなど清潔感のある服装にすることがベストです。
ラフすぎる服装はNGですよ!
④通信環境を整える
Web面接を受ける際に一番重要としているのは、通信環境です。
通信環境が悪いと、面接が途切れてしまい、面接官の声が聞き取れなくなったり、最悪な場合、面接中断となってしまうこともあります。
そのような事態には絶対避けなくてはならないので、必ず受ける前に通信環境を確認しましょう。
自宅でWeb面接を受ける場合は、家にあるWi-Fiがちゃんと繋がるか確認をして、コワーキングスペースなど外部で受ける場合は、そこのWi-Fiが本当に繋がりやすいのが事前に調べておきましょう。
私も通信環境が悪いところで面接を受けたことがあります…。
焦りました。
⑤事前にWeb面接ツールの操作を確認する
Web面接を受けることが決まると、大抵の場合は企業からWeb面接会場のURLがメールなどで送られてきます。
その時点でどのツールを使って面接をするのか把握できるはずです。
ツールが分かったら、事前にそのツールの操作を確認することをおすすめします。
実際にツールを起動してみて、マイクチェックをしたり、画面のチェックなどをすると良いでしょう。
また、資料を共有することになった場合も想定し、画面共有の仕方も確認しておくとさらにベストです。
どのツールも基本的な操作は変わらないですが、念の為確認しておくと良いですよ。
⑥背景を設定しておく
必ずというわけではないのですが、Web面接を実際に受ける前に、ビデオ会議ツールの背景画像を設定しておくのも良いです。
例えば、物が多い部屋の様子を映したまま、Web面接をしたら面接官にどんな印象を持たれてしまうでしょうか?
きっと、あまり良い印象は持たれないはずです。
しかし、ビデオ会議ツールには、いくら物が多い部屋でもそれを隠すことができる機能があるのです。
それは、背景画像の設定です。
バーチャル背景を設定したり、背景をぼかしたりすることが可能です。
また、自分の好きな画像を背景に設定することも可能です。
Web面接に最適な背景画像は、以下のサイトにたくさんあるので参考にしてみてくださいね。
『バーチャル背景』、『zoom background office』などと検索すると良い感じの背景画像が出てきますよ。
Web面接を受ける際の注意点
Web面接を受ける準備が整いましたら、次はWeb面接を受ける際の注意点に解説していきます。
対面と違い、自由な環境で受けることができるWeb面接は、リラックスして受けられる反面、気持ちが緩みやすいです。
決して、気を緩めずに万全な状態で挑むようにしましょう。
①音量や声量に気を付ける
音量や声量に配慮しない状態で、Web面接に挑むのは非常に危険です。
Web面接の会場がお知らせされ、使用するツールが分かり次第、音声チェックをするようにしましょう。
Web面接直前 音声テストチェックリスト
- 音がはっきり聞こえるか(こもってないか)
- うるさくないか
- 声が小さすぎないか
- ハウリングしていないか
そして、チェックした結果を元に、音量や声量に気をつけ、面接を受けましょう。
②画面ではなく、カメラを見るようにする
対面で面接をする際、相手の顔を見て対話をすることが常識でしょう。
Web面接でももちろん、相手の顔を見なくてはいけないのですが、見ようと思うとつい画面を見てしまう方が多いです。
あながち間違いではないのですが、相手の目を見て対話をするのであれば、画面ではなくカメラを見るようにしましょう。
画面を見てしまうと、面接官側からすると目線が下に見えたり、暗い印象を抱かれ、『自信ないのかな…?』などと思われてしまう可能性があります。
そう思われてしまうと非常にもったいないので、画面ではなく、カメラを見つめることに意識しましょう。
③生活音が聞こえないように配慮をする
Web面接を家で受ける際は、生活音が聞こえないように配慮しましょう。
例えば、同居人がいるのであれば、同居人がいない部屋に移動をしたり、宅配便が来る予定があるのであれば、時間をずらすなど対策をしてください。
また、家の近所に大通りや線路がある場合は、車や電車が通る音が聞こえてしまうリスクもあります。
そのような場合は、コワーキングスペースなど家ではない場所で受けることをおすすめします。
④カンペはできるだけ使わないようにする
Web面接は、自由な環境で受けることができるということから、『カンペを使用すれば面接が上手くいけそう。』だと考えてしまう方も多いかもしれません。
確かに、Web面接はカンペを使っても面接官に知られることはないでしょう。
しかし、目線が明らかに画面ではないところを見ていると、『何かを見ているな。』と勘付かれるので、カンペを使うことは避けてください。
Web面接は環境が違うだけで、対面での面接と変わりありません。
自分が伝えたいことは、事前に頭の中で整理して、何も見ずに言うようにしましょう。
応募時に書いた履歴書や職務経歴書の内容を見て、頭の中で整理するのがおすすめです!
あまり望ましくはないですが、もし『どうしてもこれだけは伝えたい。でも伝え忘れたら困る。』などといったことがあるのであれば付箋に書いて、メモ程度に画面に貼り付けるなど対処するといいかもしれません。
また、そもそも自分の志望動機や自己PRなど、どう話せばいいのか悩んでしまう方は、転職エージェントなどの転職活動のプロに相談してみるのもおすすめします。
実際の面接を想定した面接対策も可能なので、本番の選考に安心して挑むことができます。
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⑤入退室するタイミングに気を付ける
Web面接を受ける際は、入退室のタイミングに気をつけましょう。
以下のタイミングで入室・退室するのが望ましいです。
- 特に指定がなければ、面接開始5分前には入室する
- 10分前、定刻通りなど、指定があれば指定通りの時間に入室する
- 面接官の接続が切れてから退室をする
- もし面接官がしばらく経っても退室しない場合、『それでは失礼致します。』と声をかけ、こちらから退室する
Web面接における入退室のルールは、明確にはありませんが、対面で面接する際と同様なイメージで行うと良いでしょう。
入室から退室まで面接官は確認をしているので、気を抜かずに挑みましょう。
まとめ
これから初めてWeb面接を受ける方にとっては、難易度が高そうに感じたかもしれませんが、面接自体は対面での面接と変わりありません。
ただ、Web面接は事前に準備をするべきことが多いので、今回解説したことを確認しながら、準備を進めていきましょう。
準備が完了したら、面接直前に最終チェックとして、再度音声テストをしてみたり、カメラを見ることを意識してみたり、最適な環境で面接を受けられるか確認してみてください。
万全な状態になったら、Web面接に挑み、希望する企業に自分の思いを存分に伝えましょう!
また、『Web面接がうまくいかない…。』『転職活動に迷走している…。』などと悩んでいる方は、転職エージェントを利用するのも手です。
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