弊社代表が46大学のキャリア課の大学職員に向けて「新卒の離職率低下について」講演会をおこないました
代表谷本が、明治大学駿河台キャンパスにて「大学職業指導研究会第一分科会 第6回研究会」に講師として登壇しました。これまで新卒退職者を含め、2万人以上の退職理由に触れてきた退職代行業者の視点から、大学のキャリア課の担当者に向けて「新卒の離職率低下」のための講演をおこないました。
講演実施の背景
今回、大学職業指導研究会よりオファーがあり、講師として登壇しました。
大学職業指導研究会は、学生の就職活動を支援することを目的として1969(昭和44)年に発足した学会で、青山学院大学を始めとする120校で組織されています。
研究会は4つのテーマに分かれており、今回は企業に焦点を当てた業界・企業・職種・労働に関する研究をおこなう「第一分科会」にて、退職代行業者として講演しました。
講演の概要
大学職業指導研究会第一分科会 第6回研究会
~退職代行サービスの実態と利用者の現状について~
参加趣旨
大学卒業後に新卒として就職し、退職代行を利用して退職される方が一定数います。退職代行の新卒利用者の割合は全体の12%を超えています(調査対象期間:2024年4月1日~7月31日/弊社調べ)。本講演では、新卒の利用者含む2万人以上の退職理由の実情を大学のキャリア課職員の方々にお伝えし、大学生の段階から培っておくべき就職に対する考え方などをお伝えしました。
講演詳細
開催日時:2024年11月21日 14:50~16:20
開催地:明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン2階 ビクトリーフロア
参加者:46名
講師:谷本慎二(株式会社アルバトロス代表取締役/退職代行モームリ代表)
主催:大学職業指導研究会
講演内容
➀退職代行とは
退職代行とは何か、利用の流れなどの説明や、利用者の年齢層・退職理由などのデータを公開しました。
②新卒離職率低下のために
「Z世代」と呼ばれる現代の若者の考え方や退職理由を解説すると共に、就職活動時に知っておくべき企業選びのポイントを紹介し、新卒の離職率低下のための具体的な方法を解説しました。
③退職代行利用者の現状について
2万件以上の退職理由データを分析して得られた退職のパターンや、離職の要因となる要素を紹介し、対策を解説しました。
④質疑応答
質疑応答の時間を設け、以下のようなご質問をただきました。
実際の質問内容
- 転職エージェント絡みでの学生からの相談は多いのですが、そういった内容に関してどのようにお考えですか?
- 退職代行を利用して人はすぐ転職できていますか?
- 退職代行を利用した人のリピート率はどれくらいですか?
- 内定辞退の依頼もありますか?
- インターンに行く学生もいるのですが、インターン先を退職する場合、給与は支払われますか? …等々
キャリア課で学生と関わる目線ならではの様々な質問をいただき、退職代行の視点から回答させて頂きました。
セミナー講演を終えて
第6回研究会には、46名の大学職員の方々が参加されていました。
これまで「従業員の離職率低下のためにどうすべきか」の講演を企業に向けておこなってきました。今回、大学のキャリア課職員の方々に向けた講演を通して「企業に就職する前の大学生の段階で、就職に関する考え方を培っておくことで新卒の離職率低下につながる」と感じました。
今後は、大学生に向けたサポートにも力を入れていきたいと考えております。
セミナーや研究会講演のご依頼は、こちらの問い合わせフォームからも承っております。